「国際手続」事務所となった理由 - 行政書士 河野国際手続事務所
15429
page,page-id-15429,page-child,parent-pageid-15426,page-template-default,ajax_fade,page_not_loaded,,vertical_menu_enabled,qode-theme-ver-6.1,wpb-js-composer js-comp-ver-4.3.5,vc_responsive
 

「国際手続」事務所となった理由

HOME

~ 北海道に「安心できる国際手続の専門店」を創るために ~

当事務所のホームページを閲覧頂き ありがとうございます。

北海道の札幌市で国際手続を専門としている 行政書士の河野雄介と申します。

 

自己紹介を兼ねまして、私が「国際手続」事務所として活動をするようになった理由を ここでご紹介させていただきます。

 

私は、最初から「国際手続」を専門に取り扱おうと考えていたわけではありませんでした。

開業当初は、一般的な業務を行う事務所として、「行政書士 河野事務所」の名称で事業を行っていました。国際業務を行うことは考えておりましたが、現在のような「国際手続」専門の事務所をつくろうとまでは考えていませんでした。

 

 

 

「国際手続」専門の事務所をつくりたい、と考えるようになったきっかけは、開業後の最初の仕事です。

 

開業後間もなく頂いた最初の仕事は、ベルギー人の御依頼者2名が日本でベルギー料理店を経営したい、という外国人起業手続の仕事でした。

DOF meeting grey

私は、開業以前は別の士業の事務所で働いていた経験もあったので、初めての仕事といっても、これから行う手続自体にはあまり不安はありませんでした。

 

しかし、外国人であるお2人がどのようなものを望んでいるのか、そして、彼らの望む目的を達成できるようサポートすることができるか、ということに関しては正直多少の不安がありました。

 

 

そこで、できるだけ多くお2人とのミーティングを行い、常に考えをシェア(共有)し、同じ視点から考えるように心がけました。そこにプロとしての最善な手続方法をご提案し、依頼者の方の御意向に沿ってそれを行うことが一番良いのではないかと自分なりに考えたためです。

 

何度もミーティングをする中で、お2人の強い気持ちが伝わってきました。

 

以前北海道で仕事をしており、ベルギーに一度戻ってからも忘れられず、もう一度自分で、今度は本場のベルギーの雰囲気を味わえるお店をつくって日本の皆さんに体験してもらいたい。と考えている方

 

旅行で訪れた際に、北海道の気候や人々が大好きになり、今度は北海道の方にベルギーの料理や文化を多くの方に知ってもらいたい。と考え、自国の大手企業の仕事を辞めて北海道へ来られた方

 

 

それぞれに強い思いを持ったお2人との打ち合わせを重ねる毎に、お2人の思いが実現するよう、全力でサポートしなければという気持ちがより一層強くなっていきました。

その結果、当初の不安もなくなり、お2人のために精一杯自分の仕事に集中して取り組むことができるようになりました。

 

 

 

具体的な業務としては、

会社設立の手続きから始まり、

レストランの店舗を借りるための賃貸借契約のサポート、

そして、外国人経営者のための投資経営ビザ申請、

飲食店営業許可申請などの様々な手続を行いました。

 

 

外国人の場合は、自国のものを日本へ輸入するケースもあります。

本件では、ベルギーからアンティークのテーブル、椅子、照明などを輸入して、ベルギー本場の雰囲気のお店にしたい、という希望があったので、行政書士としてできる範囲での輸入手続のサポートも行いました。

(下の写真は、ベルギーから輸入したアンティークのタイルと椅子(写真奥)です。)

1239806_437812226327298_1869180106_n

また、外国人の方は、言葉も法律も異なる日本で起業するまでの間に様々な契約を締結することになるので、それらの不安を解消するために、各種契約の際に英語通訳立ち会いも行いました。

 

今思い返すと、最初にしてはかなり難易度の高い仕事ではありましたが、非常にやりがいのある仕事でもあったと思います。

 

本件は国際手続の基本的な業務のほとんどを含んでいたので、自分にとっても貴重な経験となり、その後の自信にも繋がるものとなりました。そして何より、「日本で事業を行いたい」というお2人の最初の目標(ビジネスのスタートラインに立つこと)を達成することができたことを大変嬉しく思います。

外国人起業

(ベルギー料理店の開店日当日の写真です。)

この仕事に関わる中で、日本へ来る外国人の方々、そして、そのような外国人の方々に対応する日本企業の方々が手続面でお互いに様々な「不安」を抱えていると感じました。そして、北海道にはこのような「国際手続」を安心して依頼できるような場所が非常に少ないことにも気づきました。

 

その後も外国人関係の仕事を中心に行うようになり、日本に滞在する外国人の方々も、外国人や海外の企業と関わる日本人の方々も、異なる国が関わる手続については様々な「不安」を抱えているということを実感しました。

 

 

そこで、そのような不安を少しでも取り除くことができるような事務所を創りたい、と考えるようになりました。

 

 

 

行政書士になるきっかけとなった「外国人のビザ申請」

同様に行政書士となることを決めたきっかけの1つである「英文契約書作成」

そして、本件を受任してから当事務所の主要業務の1つとなった「外国人起業手続」

 

これらを中心に、国際業務の手続を専門に取り扱う事務所として、

行政書士 河野国際手続事務所」と名称変更し、事業を行うようになった次第です。

当事務所の主な業務は「国際手続」です。

 

しかし、ご依頼して下さる皆様の本当に欲しいものは、「手続」ではないはずです。

 

私は、常に御依頼者の方々の「本当の目的」を考えるよう心がけております。

 

「本当の目的」(ゴール)を達成するために「手続」(道)があると考えているためです。

道をだけを見ていては、ゴールを見失い、誤るおそれもあります。

 

御依頼者の方々の「本当の目的」を常に考えながら、国際業務に関する手続について、職務上できる範囲で最大限かつ最善のサポートをする。

 

それが当事務所の目指す「国際手続」です。

 

 

 

本件ベルギー人のお2人もビジネスのスタートラインに立つこと自体は「本当の目的」ではないでしょう。

 

彼らが目指す「ベルギーの独特な文化を一人でも多くの方に体験してもらいたい」という目的を達成するための手続を心がけて本件外国人起業手続を行って参りました。

 

自分の国際手続きという業務が、少しでもお2人の目的達成の手助けとなっていると嬉しく思います。

img_2184-4

(ベルギー料理店が1周年を迎えた時にスタッフの方々と撮った写真です。)

北海道に「安心できる国際手続の専門店」を創りたい、という思いで業務を行っておりますので、国際手続に関するものであれば、できる限りサポートさせて頂きたいと考えております。

 

当事務所のサポートが、日本で活躍する外国人・外国企業の方々や、国際業務に不安を抱いていらっしゃる日本人・日本企業の方々の心の支えとなれるよう、今後も努力を続けて参ります。

【本ページの事案掲載について】

行政書士は職務上、守秘義務があるため、このような依頼者の方々の情報を含む話を取り上げることは差し控えようと考えておりました。

 

しかし、当事務所のホームページ作成にも協力してくれた本件のベルギー人の方が、「自分達と同じように日本での手続きに不安を感じている人達がたくさんいるはずなので、そのような人達が安心して依頼できるよう自分達の起業までの話をホームページに載せるべき」とアドバイスをしてくれました。

 

そこで、関係者の皆様の承諾を得た上で、「国際手続」の事務所をつくるきっかけとなった本件の話を記載させて頂くことにしました。さらに、その後、本件起業手続に関わって下さった皆様の御厚意で、当時の仕事の様子の写真などを頂き、それも掲載させて頂くこととなりました。

 

このページが、少しでも皆様の手続きへの「不安」を取り除くことに役立つと嬉しく思います。

 

本ページを作成するにあたりご協力頂いた関係者の皆様へ、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

行政書士 河野国際手続事務所

代表  河 野  雄 介